キャッチャーのポップタイム

やしま接骨院です⚾️

 

仕事の合間にスコアを確認するのも楽しみですが

ゆっくり高校野球を観るのもまた一興☺️

夏の醍醐味です☀️

 

今日は野球のキャッチャーについてのお話⚾️

※長くてマニアックな話です

これを読んでもらって甲子園を見ると更に面白い!!!…かも?

 

 

  • キャッチャーのポップタイム

 

写真の赤丸をつけている場所はわかりますでしょうか?

キャッチャー捕球前の「右手」ですね!

この位置に右手があるのは、かなり大切です。

キャッチャー経験のない方や野球をあまり見ない方からしたら

なんのこっちゃ かと思いますよね!

 

この位置に右手があると何が変わるかと言うと

走者の盗塁時のキャッチャー送球の際、球の持ち替えが容易になり

ポップタイムが縮みます!

そして、ポップタイム(※1)が速ければ速いほど

盗塁が防ぎやすくなるということでもあります。

 

※1 ポップタイム: 投球されたボールがキャッチャーミットに収まり、キャッチャーが投げたボールが二塁ベースカバーの選手のグラブに収まるまでのタイム

 

 

  • 実際にポップタイムが速くなったら?

 

これだけでタイムが変わるとしても微々たるもの

と思われがちですが

その微々たるタイムが0.09秒だとします。

 

右手の位置を変えたことにより

実際にポップタイムが0.09秒速くなると

走者を75㎝も進むのを防ぐことができます。(50m6秒程度の選手は0.09秒で75㎝移動できる)

と考えると

一瞬を速める効果は絶大ですよね!

 

プロ野球ポップタイム参考

NPB平均1.95秒

高校球児でも速い選手は1.8秒台

 

 

  • 右手の位置は後ろから前へ

 

10数年前までのキャッチャーの指導は

右手に打球(ファールチップ)が当たるのを避けるため

体の後ろに右手を回し隠すように指導されてきました。(高校含め)

 

しかし、キャッチングやフレーミング(※2)の向上から

ファールチップが体に当たることはあれど

ミット後ろ周辺に当たる確率は少ないことがわかり

レガースに肘を置き、右手はミット後ろへ。

つまり体の前に位置する選手が増えてきました。

 

あくまで一定のレベルにおいての確率の低さです。

当たらない確率もゼロではないので

学童野球などでは基本姿勢を学ぶことを優先しましょう。

 

※2 フレーミング: 際どいボールを捕球体勢や捕球動作でストライクと審判に判定させる捕球技術

 

 

  • 可能性があることが大事

 

キャッチャーたちは、このような細かな部分を修正し、

一瞬を縮めるためにも努力しています。

0.09秒を例に出しましたが

この数字を縮めるのには右手の位置だけでなく

ステップの工夫など他の努力もかなり必要です。

 

誰しもが右手の位置を変えればポップタイムが必ず速くなるわけではないですが

速くなる 可能性があることが大事 なので

実践していない高校球児捕手や

ポジション変更したばかりの捕手がいたら

是非、試してもらいたいです!

 

 

  • 頑張れ高校球児!

 

このような小さな工夫や技術を高校球児たちは積み重ねていき

高い意識を持って練習しているということを

知ってもらいたかったコーナーでした笑

 

野球を続けてきた者としても

可能性ある選手をサポートする立場としても

頑張っている若いアスリートたちを応援したくなります☺️

 

キャッチャーは必ずテレビに映りますし

走者がいる場面いない場面

キャッチャーの右手も個性や意図があるので

確認するとまた面白味が増しますよ!

 

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